安城市の歯科医院なら一歩先を目指す神谷歯科医院

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他医療機関への紹介状―医科歯科連携

2023.09.25

歯医者ではどのくらいの治療をやってくれるの?

大病をしたけれど、安全に歯科治療ができるの?

 

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

当院は一般的な歯科治療を中心に行っています。

むし歯治療、歯の根の治療、抜歯、中の膿を掻き出す、小児治療、顎関節症の治療など、様々な歯間分野の治療を行っております。

しかし診療を行っていると、当院では治療しきれない症状を持った人が来院することがあります。

ひところは抜歯などで当院で少し無理をして治療を行っていました。

しかし最近は無理をせず、当院の手に負えない症状を持った患者さんには紹介状を出すことにしております。

紹介状を書く場合はいろいろありますが、特に下記のことで書くことが多いです。

(1)親知らずの抜歯などで当院では手間がかりそうな症例。

(2)抜歯などで無理をすると大事故が起きそうな症例。

(3)いろいろな疾患を持っておられ、当院で治療を行うとリスクを伴いそうな症例。

(4)その他骨折など口腔外科でないと扱えないような症例。

(5)歯科矯正など、専門家が扱ったほうがいい症例

(6)インプラントなど、当院で行わない治療を希望された場合、など

 

最近では体調などのお問い合わせ(診療情報提供=対診状)を出すことも多々あります。

これは、歯科においていろいろな処置をするときに、患者さんの体調などを知る必要がある場合が多いからです。

特に抜歯手術や麻酔を扱う処置などは必須です。

お問い合わせの内容は血圧、糖尿病、そのほか内分泌疾患、心臓病など多種多様にわたります。

また、飲んでいる薬の種類や目的などについてもお問い合わせをすることが多々あります。

これらのことは歯科の処置をする際、内容、場合により、非常に重要な情報になります。

例えば処方されているお薬により、またお身体の状態により、抜歯後の出血が治まらないなどのこともあるからです。

骨粗鬆症の薬なども、抜歯前には、情報確認に十分注意をしなければなりません。

また、歯を削るにも多くの場合、麻酔を使用しますが、高血圧症等の状態や常用薬内容によっては、麻酔の種類を使い分けなければなりません。

その他、感染症に該当するような病名について、もし自己申告がなく、たくさんの細菌があるお口の中の処置をしていると、人を介して感染・拡大させてしまう危険性まであるわけです。

またB型C型肝炎などのウイルス疾患にかかっている患者さんから周囲への感染の可能性もあります。

 

いかがでしょうか。

このように、医療行為として適切な対処をする為にも、患者さんから正しい情報を申し出ていただくことは歯科治療にとってはとても重要なことです。

そのために、詳しい問診や詳しい情報収集を要する場合がありますので、ご周知ご理解いただければ幸いです。