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抜歯した後の放置で嚙み合わせの不具合や不都合が発生する!

2022.01.15

皆さん新年おめでとうごいます。

安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

前回からかなり日がたってしまいました。お休みをしてしまい、すいません。

さて、前回は抜歯した後の放置の影響について概要をお話ししました。

今回は具体的にどういう影響が出るかをお話しします。

そのまま放っておくと次のようなトラブルが起こりやすくなります。

 

1            むし歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪いと、歯が重なりあった部分のブラッシングが不十分になるため、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。

また、歯並びが悪いせいで特定の歯に大きな力が加わると、歯磨き不十分が原因でない歯周病が出やすくなります。

歯を失う二大原因といわれているむし歯と歯周病から歯を守るためにも、歯並びや噛み合わせが重要なのです。

 

2            ものがしっかり噛めない

歯並びや噛み合わせの影響によって、普段からよく噛まずに食事をしていると、消化不良の原因になります。

さらに、しっかり噛む習慣がつかないことで、口元の筋肉や顎の骨の成長が進まないため、俗にいう「お口ポカン」になりやすいほか、噛む力がしっかりと鍛えられない可能性があります。

 

3            口臭の原因になる

歯が抜けたことによる歯並びや噛み合わせが不良になっって口がきちんと閉じられないと、口呼吸の癖がついてしまって、お口の中が常に乾燥した状態になります。

また、しっかりと噛む習慣がない場合、唾液の分泌量が少ないため、さらに乾燥が進むことで、お口の中に雑菌が繁殖しやすくなって、口臭がひどくなってしまいます。

 

4            顔貌が変化する

歯が抜けたことにより、正中線がずれて左右非対称の状態になるなど、顔のゆがみの原因になります。

これらの問題は機能的なトラブルだけでなく、見た目に対するコンプレックスにもつながることから、早目に対処しておくべきでしょう。

 

5            顎の関節に負担がかかる

歯が抜けたままになってしまうと、その分顎に負担がかかってしまうため、顎関節症になりやすくなります。

顎関節症とは、「カクカク音がする」「口が開かない」「顎が痛い」などの症状がみられる病気であまり予後はよくありません。

マウスピースや生活習慣の修正による治療のほか、最悪の場合は外科手術が必要となる場合があります。

 

6            きれいな発音ができない

歯が抜けたままですと、口から息が漏れてしまうため、発音に影響があります。

それで話すことにコンプレックスを感じている患者さんも少なくありません。

 

いかがでしょうか。

自分の歯が少なくなることは口の働きを低下させることにもなりますので、早目に治療することをお勧めします。