自分のお口の状態を理解してください!!!
2020.11.27
(2020年11月27日更新)
こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。
先日、つめものがとれたので再度つけてほしいという患者さんが来院されました。
診査をしてみると、なんと、口の中が歯石だらけ、歯の動揺も激しいものでした。
本人に問い合わせてみると、どうも症状がそれまで感じられなかったようで、この歯だけ詰め物を再度つけておしまいにしたかったようです。
自分のお口の状態を理解していなかったようです。
症状がなければ自分の歯は完璧だと思い込んでおられたようです。
むし歯は初期のころは症状がありません。
歯がしみたら、もうその歯はむし歯などで歯の神経に影響が出ているのです。
こういう場合はかなりの高率で歯の神経を取らなければいけません。
放置すると夜も寝られないくらい痛みがひどくなることもあるからです。
歯周病も初期のころから歯が揺れますが、軽い場合は日常生活にそれほど影響はありません。
歯が揺れだしてから来院される方が多いのですが、もうその時点で歯の動きを止めることが不可能になっていることも多いのです!
歯科の治療は、体の中ではかなり敏感な組織であるお口を触ります。しかも意識がある中で目の前で歯を削る道具が見えたり、針が見えたり(針というのは歯の根の治療の道具です)します。
人によっては恐怖感が患者さんの心の中を走ります。
それをできるだけ軽くするために、麻酔を行ったり、目を隠したりするなどをして、歯科の治療中はリラックスできるように努力しています。
患者さん側も、まず、今自分のお口がどのような状態かをしっかり理解していただければと思います。
ぜひとも口の中は自分の思い込みで考えるのではなく、専門家の説明を受けて理解していただけたらと思います。
この状態は日々変化しますので、是非とも定期健診を受けていただければと願っております。
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