ボクシング選手が口の中で入れ歯を入れているけど、あれは何？

マウスガード（マウスピース）ってよく聞くけれど何？

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

最近テレビなどを日で見ていると、スポーツ選手の口の中に色のついているものが入っているのをよく見かけます。

そう、それがマウスガードなのです。

（WBCでつけておられる選手はおられたでしょうか？）。

運動選手はかなりの分野で頭部の衝撃を受ける可能性があります。場合によってはその衝撃で、顎骨や歯が負傷することも多々あります。

それをできるだけ防止する一つの方法がマウスガード装着です。

再度申し上げると、スポーツマウスガード（マウスガード）は強打による衝撃を和らげる効果があるのです。

また、脳震とうなどの発生率や重篤度を低減させることが報告されています.

装着していない場合には歯が折れたり唇や舌、顔面などを負傷したりすることがあります。

スポーツマウスピース（マウスガード）は、競技中に歯列をしっかりかみ合わせておき、歯自体の損傷、歯による口内の裂傷を防ぎ、脳への振動を軽減することができます。

歯と歯が十分にかみ合うことが出来るため、着用していると潜在能力を最大限に発揮できるとされています。

最近ではマウスピース（マウスガード）の効用について徐々に認知されるようになり、各種競技における装着ルール化や競技連盟・団体の装着推奨によって、使用者が増加しています

下記の競技に使用規定があります。

ボクシング、

キックボクシング、

空手（組手）、

テコンドー

総合格闘技

ラグビーフットボール

アメリカンフットボール

ラクロス

ホッケー

インラインホッケー

アイスホッケー。

モーターバイク（モトクロス、トライアル）

バスケットボール

高校野球

柔道

ハンドボール

詳しくは下記のHPをごらんください。

http://kokuhoken.net/jasd/file/info_20221208.pdf?221216

現在、スポーツマウスガードには大きく分けて2種類あります。

１，市販のマウスガード

これにはそのまま使うストックタイプと、熱であわせるマウスフォームドタイプがあります。

そのままつかうストックタイプというのは、形が変えられない既製のマウスガードです。

たいていは口に合っていません。

熱であわせるマウスフォームドタイプというのは、熱を加えてあわせるタイプです。

前述のストックタイプよりはお口に合いますが、大まか にしか合わせられません。

合っていないマウスガードは口をあけただけで脱落するため、スポーツに集中できません。また、嚙み合わせがずれてます。

個人ではまっすぐ正しい位置で咬めているかたしかめることができず、自分で作るのは難しいです。

選手自身の調整により、正中の不一致や臼歯のみの咬合となっても気づかないので、合っているかどうかはわかりません

２，カスタムメイド・マウスガード

これは、市販のマウスガードに比べてかなり正確に口に合わせて作ることができます。

その作り方、材料によってプレシャーラミネートタイプ（ソフト），または埋没填入タイプ（ハード）の2種があります。

どちらも個人の歯とかみ合わせにあったものを作ることができます。

しかしそのために歯科医院でしか作ることはできません。

そのため、効果を最大限に発揮するマウスガードをお求めの場合は歯科医院へ問い合わせてください。

またマウスガードは、プロスポーツや特殊なスポーツの選手だけのものでなく、お子様のスポーツ時のケガを防ぐ道具で使用することもできます。

いかがでしょうか・今までスポーツで起きる口、あごのけがについてスポーツマウスが―ではその役目を果たしてくれると考えています。

スポーツを行っている方（上記以外のスポーツなど）、一度検討してみてはいかがでしょうか。