むし歯予備群(CO)についてー軽いむし歯は元通り健康になりうる!
2021.03.13
(2021年3月13日)
こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。
新型コロナウイルス感染症流行で歯科に足が遠のき、今までお口が健康だった方が初期のむし歯にかかり始めているかもしれませんね。
さて、そのむし歯は最初は歯の表面のエナメル質が脱灰されて起こります。
健康な歯の表面(エナメル質)はハイドロオキシアパタイトという結晶でできています。
前にも申し上げましたが、この結晶、モースの硬度計で6.5もあるんです!
長石と石英の間です!相当硬いです!
これをむし歯にしてしまうなんてむし歯菌は相当強いですね!
さて学校健診では、昔はむし歯か健康かで区別していました。
しかし、最近の研究で、エナメル質が表面が白くなるぐらいの軽いむし歯では、
口の中の環境を改善すればむし歯は元に戻って健康な歯になることがわかってきました。
これを最近では「CO(シーオー)」と呼んでいます。
「CO」とはCaries Observationの略称で、まだ発生して間もない初期のむし歯を意味します。
専門的には「初期う蝕(しょきうしょく)」といいます。
歯の表面には欠けるなどの穴はあいておらず、「白斑」や「白濁」といった症状だけ認められる段階です。
そのため、このような歯は治療を必要としないことも多く、
フッ化物塗布などの予防処置を実施することで、上記のような歯の再石灰化を期待し、
元の透き通ったたエナメル質の結晶の回復をはかります。
ではどのようにすればいいのでしょう?
以前に述べたむし歯になる3要素を取り除ければいいのです!
一つは歯を強くする、そして口の中のむし歯菌を減らす、最後に甘いものを食べないまたはダラダラ食いをしないです。
特に歯を強くすることは具体的には主にフッ化物を歯の表面に反応させることになろうかと思います。
今まではこれはまったく自費でしかできませんでしたが、最近、条件付きながら保険に入ってきました。
具体的なことは後日お話しようと思います。
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