⭐️古い被せ物はキケン?金属アレルギーのリスク
2021.01.11
『金属アレルギーが心配』
『アレルギーが心配だから、保険で白い被せ物にしたい!!!』
こんにちは。 安城市の神谷歯科医院、院長の神谷繁彦です。
最近、金属アレルギーが問題になっています。
そこで皆さんは金属の被せ物で、アレルギーを心配されている方はおられませんか?
古い金属の被せ物が残っているとアレルギーになりやすい傾向があるって知ってましたか?
本日は、金属アレルギーについてお話します。
•金属は溶け出す!!!
実は、口の中の金属は唾液などで金属イオンとなって溶け出すことが多々あります。
イオンは不安定な物質なので、安定化しようとして、粘膜などのタンパク質と結合します。
そして、金属タンパク質となり粘膜に付着し、この『金属タンパク』が、アレルギーを引き起こす原因となりえます。
•昔は水銀を詰めていた!
ほんの20年ほど前は、むし歯はアマルガムという水銀と金属の化合物をつめることが主流でした。
しかし、現在では『アマルガム』は、水銀が溶出し、蒸散するするという欠点があり、
体内でメチル水銀に変化する可能性があります。(水俣病の原因物質)
よってその害が言われるようになってから使用しなくなってきています。
•保険でも白い被せ物に
今まで非金属というと自費の材料、またはプラスチックのものしかありませんでした。
プラスチックの材料は色素を吸収する、色の変化が早い、力学的に弱いなどの欠点がありましたが
近年、保険診療でもかなりの歯が丈夫なセラミックの被せ物(CADCAM冠)が使用できるようになりました。
→保険でできる白い被せ物『CADCAM冠』
https://kamiyadc.com/wp/list/news/629.html
いかがでしょうか?
金属アレルギーは、誰にでも起こる可能性はあります。
銀の被せ物をする前に、白い被せ物を検討しても良いかもしれません。
古い被せ物が残っている方は、詰めなおしも一つの選択肢になるかも知れません。
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