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詰め物、被せ物が取れた!

2020.12.31

(2020年12月31日更新)

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

さて、うちの診療所は12月29日から1月3日まで年末年始休暇に入りました。

しかし、病気はそれと関係なく発生します。

病気の方も頼んだら待ってくれる、というわけにはいきません。

今回の休みではつめものがとれたという方が多かったです。

そこで、詰め物、被せ物がなぜとれたか、また対応の仕方をお話したいと思います。

 

詰め物・被せ物が外れる主な原因

 

①むし歯(二次カリエス)

むし歯を治すというのはむし歯をたたいたわけではありません。むし歯の進行を止めただけなのです。

状況によって詰め物・被せ物の中にむし歯菌が残ってしまい、再度むし歯ができるケースは多々あります。

そうすると詰め物の維持が悪くなり、外れやすくなります。

 

②接着剤・素材の劣化

詰め物・被せ物は歯科用の接着剤(セメント)を使って歯に固定します。

この接着剤が経年変化により、劣化して外れてしまうことがあります。

また、金属などの素材そのものが劣化・破損して外れるケースもあります。

 

③噛み合わせの変化

私たちの噛み合わせは、様々な要因で経年とともに変化していきます。

装着したときはぴったりだった詰め物・被せ物も、

経年によって噛み合わせのバランスが変わることで余計な負担がかかり、外れてしまうことがあります。

 

④歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりのある方は、詰め物・被せ物に過剰な力が長期的に働きます。

その力で詰め物、被せ物が外れやすくなります。

また、詰め物・被せ物や自分の歯が割れたり欠けたりすることもあります。

 

いかがでしょうか。

詰め物・被せ物が取れた後は、生活に支障がなくてもできるだけ早めに歯科医院を受診してください。

土台の歯に問題がなければ、そのまま着け直す(再着する)ことができる場合も多々ありますので、取れてしまった物を持って早めに歯科医院に受診してください。

放置しておくとそこからむし歯が広がることがあります。

今の期間のようにかかりつけの歯科医院がお休みでも、休日歯科診療所に行ってみてください。

再着できなかった場合は、とりあえずの処置の後かかりつけの歯科医院で治すことができますので、ご連絡をください。