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プラーク(歯垢)っていったい何なの?

2020.09.12

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

今回は歯によく溜まる汚れの一つ、歯垢(プラーク)についてお話ししましょう。

世の中老若男女の皆さんは、歯の生えている赤ちゃんを含め、ほとんどの方は毎日歯みがきをされると思います。

それでも歯垢(プラーク)は時間がたつとたまってしまいます。

ではこのプラーク、どこから湧いてくるのでしょう。

 

健康雑誌などを見ると、プラークと言ってもからだの中にはいろいろなプラークがあります。

体の管理が悪いと、血管の中にもプラークは出て心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。

口の中のものは歯垢と言って成分は別のものです。ここでは歯科のことを言っているので、プラークと書きましょう。

 

プラークの成分は、有機質成分の約70%は微生物およびその代謝物なんです。

元のものは唾液に過飽和の状態で溶けており、それが歯に沈着してそこの微生物がくっつくのです。

微生物はこれを食べて代謝物を作ります。

代謝物の中に歯や歯周組織に害のあるものも多くあります。

そして口腔内の清掃状態が悪いとこれらのものが歯や歯ぐきに刺激を与え、歯周病やむし歯、口内炎など、様々な疾患の原因になります。

また口臭等の原因にもなるのです。

 

このプラークのついている状況は、歯垢染め出し液によって容易に調べることができます。

この歯垢染め出し液、目立つように赤色になっていますので、ちょっと気持ち悪いと思われるかもしれません。

また、染め出すことが面倒と思われる方もおられるかもしれません。

しかし、プラークは歯とほぼ同じ色をしていることが多いので、これを使わないとプラークが溜まっているかどうかはわかりにくいのです。

 

そのため、当院ではしっかり歯磨きするためには染め出しをお勧めしております。

受けていただければそれ相応の効果はかなりあります。

来院ごと毎回ごとに行うのが理想なのですが、いろいろな事情で無理な場合もあろうかと思いますので、無理やりは行いません。

プラークはできたばかりのものは歯磨きで取れますが、あまりためておくとプラークが変化して硬くなり、歯石となって歯みがきでは取れなくなってしまいます。(歯石については後日お話します)

是非是非プラークを歯石にしないよう、歯みがきの指導を受けられることをお勧めします。