こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

話がくどくて申し訳ないですが、今回はキャンセルについて再度お話しします。

診療を行っていると時々治療予約のキャンセルが出ます。

キャンセルはできるだけ起きてほしくないのですが、なぜキャンセルが出てしまうのか考えたいと思います。

そもそもなぜキャンセルが出るのか？

基本的に世の中は予定を立てて皆さん生活されていると思います。

これが「キャンセル」です。

キャンセルをするということは約束を反故にすることです。

しかし世の中にはやることの順があります。

そのためにそれをキャンセルしないとうまく事が運ばないことがあります。

また周囲の状況などで様子が変わると、その予定ができなくなることがあります。

ただ、キャンセルすると、それがために物事がうまく回らなくなることがあります。またそれだけ損が立つこともよくあります。

忘れる場合

では歯科医院でのキャンセルの原因はどのようなものがあるのでしょう。

またキャンセルはなぜ起きるのか？

歯科医院をキャンセルしてしまう理由は主に以下のようなものが考えられます。

（A）予定を完全に忘れていた（自念していた）。

１，アポイントを忘れていた

２，単純に診療予約を忘れていた

という無断キャンセルは歯科医院のキャンセル理由の中でも割合が高い理由の1つです。

人は忘れてしまう生き物です。

痛みなどの症状が続いていなければ、アポイントはどうしても忘れがちになりそうです。

特にメンテナンス系の予約は

3ヶ月や半年の予約間隔になってしまうと、

アポイントが忘れやすくなってしまいます。

（B）治療の必要を感じなくなった

痛みがなくなった途端歯医者に行く意義はない治療の意味を感じなくなった

歯を抜いたら不具合を感じなくなった。

歯の神経を取ったら物がよく噛めるようになったなど。

痛みがあるから歯医者に行く、と考えている患者さんも多いと思います。

しかし、歯の病気は痛みがなくなったら終わりでないことも多いのです。

歯を抜いて痛みがなくなったら終わりでないことも多いのです。後でものが噛めるようにしないと噛み合わせの能率がよくなりません。

また歯の神経を取っただけでは歯の治療は終わりません。患者さん自身は

痛み、または日常の生活の不具合を中心にして治療をするかどうかを決めているため、支障のあることが少なくなってくると、仕事などの先にやる必要な事柄を優先して、キャンセルしてしまいます。

しかし治療の途中でちすると、その先には恐ろしいことが待ち受けています。

（C）歯科医院に行くのが嫌になった

「歯医者の治療は回数がかかる」など。

歯科医の先生からすれば仕方のないことなのかもしれません。

しかし、患者さんにとって毎回毎回同じことの繰り返し、もしくは治療が進まないことで、

歯科医院に通うのが嫌になってしまうことがあると思います。

でも、ここで治療をやめてしまうと恐ろしいことが待ち受けています。

当院では治療の見通しを（治療期間、通院回数など）お伝えするようにしております。

（D）その他病気などが原因でキャンセルしてしまうことがあります。

病気が原因のキャンセルは防げません。

これは仕方がない事と思います。あまり無理をなさらないようにしていただき、できれば連絡を取っていただくのが賢明かと思います。

継続通院の必要があることが多いので、その時に要悪を決めてもらうのがいいと思います。

予防策

歯科医院でもキャンセルを防ぐ努力はしたいと思います。

アポイント忘れについて、診察券に予約日を書くだけでは痛みがないとアポイントは忘れてしまいがちです。

アポイントを忘れないようにするために、当院でもオンライン予約システムを使うようにはしています。

ショートメールやLINEなどのSNSを活用して、前日に再連絡するなどの努力をしたいと思います。

また初診の際、また新しい治療にに入った際、患者さんに治療の意味、手順などを伝えます。

しかし、口頭で伝えるだけでは痛みがなくなると忘れてしまうので、治療の意味を書いた用紙などを渡すようにするようにしています。

いかがでしょうか。

キャンセル、特にうっかりキャンセルを防ぐ方法はいろいろあります。当院の診察券の裏に予約を書く欄があります。

鉛筆でも記入できるので、その場所を活用しましょう！

また今行っている治療の意味をよくわかってください。

わからなければどんどん質問してください。お待ちしています。