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予防歯科って何?歯の病気が進まないように!

2022.11.15

防歯科っていう言葉は聞いたけれどいったい何

予防歯科をやるといいことがあるの?

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

昔から歯医者と言えば歯が痛くなったら治しに行くというイメージが強いと思います。それはそれで正解なのですが、それに加えて歯科医院はそこから進んでむし歯を防ぐという機能も出てきています。

これはむし歯だけではありません。歯周病も同様です。歯周病にならないようにいろいろな注意を患者さんに発しているのです。また虫歯、歯周病などにならないように、またなってしまった人はその病気が進まないようにいろいろな施術を行っております。

これを「予防歯科」と言っております。

つまり「予防歯科」はむし歯や歯周病などになりにくくなるような処置、指導を行って歯やお口の健康づくり、健康維持を行っているのです。

すでに欧米では、歯科医院などで定期健診を受けることが習慣になり、日頃から歯科医や歯科衛生士と一緒に歯とお口の健康づくりを実践しています。

近年、日本でもこの「予防歯科」が注目されています。

 予防歯科のメリットはたくさんあります。

 

1,むし歯や歯周病を早期発見&未然に防げる

むし歯は初期のうちは痛くなく、自分でも気づきません。

痛くなったむし歯は、かなり進行していることが多く、たとえ治療しても完治は難しく、その後の歯の持ちは悪くなります。(実際にはむし歯になったら歯をもとに戻すことは難しく、治したというのはむし歯の進行を止めることをさします。)

むし歯を治したというのはむし歯をたたいたのではなく、むし歯の進行を止めたに過ぎないのです。よって、むし歯の再発もありうるのです。

歯周病では、痛みを感じることなく進行し、気がついたら歯がグラグラして抜けそうになっていた、なんてことも珍しくありません。歯周病の進行が止まったとしても、sぉ野後のお手入れが悪くなってくると、また歯周病が進行してしまうのです。

予防歯科に定期的に通うことで、むし歯で痛い思いをする前に、また削る量が少ないうちに治療することができます。また歯周病の主な原因である歯石を取り除くことで、歯周病が進行しにくい状態を作り、維持することができます。

2,健康な歯を長く維持し続けられる

前述のように、歯は一度失うと二度と元には戻りません

むし歯治療で歯を削ることは歯の寿命を縮めます。

いかに歯を削ることなく健康な状態を長く維持するかが大事です。

歯周病もしかりです。歯周病は症状なくして進む病気です。痛むがなく、気が付いたら派が揺れて、しまいには抜けてしまうという可能性もあるのdぇす。

歯を失えば失うほど食べられるものが減り、食事の楽しみは半減します。

食事の楽しみはQOL(生活の質)において非常に重要な要素であることは言うまでもありません。

 

3,見た目の美しさ

予防歯科では仕上げにPMTC(Purofessonal Mekanikal Tooth Cleaninngu)を行います。PMTCとは専用の薬品とブラシで歯を徹底的に清掃することです。歯の表面に付着した、飲食物の着色汚れやバイオフィルム(歯に付着している細菌の幕)などが落ち、歯も明るくつややかになり、見た目も綺麗になります。

 

4,痛みに苦しむことが少なくなる

早期にむし歯を発見できることで、痛みに苦しむ前に治療を受けることができます。

また小さいむし歯は治療時の痛みもほとんど感じず、麻酔を使用せずに治療ができることも多いのです。

その分、費用や時間も少なくて済みます。

 

5,健康寿命が延びる

健康寿命とはは日常的・継続的な医療・介護に依存せずに、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間です。

つまり、平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間が健康寿命になるのです。

超高齢社会となった日本。平均寿命は男女とも80歳を超えています。

今後の大きな課題は、介護に頼らず、自分で最低限の生活ができる健康寿命を延ばすことです。

歯の残存本数が多いほど、健康寿命が長くなることが近年の研究で明らかになってきました。

6認知症のリスクを減らせる

歯の残存本数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まることが分かっています。

また残存本数が20本未満で、入れ歯等を入れていない高齢者は認知症のリスクが約2倍になるという研究もあります。

 

7,全身の病気を予防

むし歯や歯周病は口の中だけでなく、全身の病気の発症や進行にも影響を与えます。

 

高齢者に多い誤嚥性肺炎は、歯周病菌が肺に侵入して発症します。

また、歯周病菌の毒素により動脈硬化が引き起こされ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。

さらに歯周病と糖尿病とは相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。

8.経済的な負担が軽くなる

予防歯科の定期検診は費用の負担はあるものの、年に数回ほどです。むし歯や歯周病になると治るまでに何度も通院しないといけません。むし歯や歯周病は定期検診よりも費用と時間がかかります。

また予防歯科を行うことで歯科だけでなく、医科(全身の病気)の保険治療費が少なくなることもわかっています。

 

いかがでしょうか?

今までの歯医者と言えば、むし歯や歯周病などの治療を行って終わり、というイメージでしたが、これからはお口の管理をするという方向に切り替ってきています。一度歯医者(歯科)のイメージを変えてみてはいかがでしょうか。