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新年ご挨拶―睡眠不足に注意を!

2021.01.01

(2021年1月1日)

明けましておめでとうございます!

安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

さて、かなりの方が年末年始は仕事や学校はお休みと思います。

それでついつい夜更かしをしがちかもしれません。

それで睡眠不足になっていませんか?

実は睡眠不足も歯科に影響があるのです!

 

特に歯周病は顕著です。

一見、関わりがなさそうな睡眠と歯周病ですが、睡眠不足は歯周病を悪化させます。

睡眠は自律神経、ホルモン分泌、代謝、循環その他の多数の身体機能と連動しており、質の良い睡眠によって十分に休養をとることが、生活習慣病の予防や治療に役立つことが広く知られるようになりました。

つまり睡眠不足は体調を悪化させる要因の一つなのです。

体調の良しあしはすぐに歯ぐき(歯周組織)に現れます。

歯周病も生活習慣病の一つと位置付けられており、50代くらいになると歯周病の症状が顕著に表れてきます。

この年代の睡眠時間は平均でも7時間そこそこであり、睡眠による休養感が乏しい生活を送っているようです。

 

また睡眠不足は生活のサイクルを狂わせる原因になりえます。

特に朝晩の歯磨きを忘れがちになっていませんでしょうか?

 

よって質の良い睡眠をとるために、2014年3月には厚生労働省から「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条」というのが出ています。

 

健康づくりのための睡眠指針2014

~睡眠12 箇条~

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。

3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながる。

4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要。

5.年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要。

7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。

8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

9.熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠を。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。

11.いつもと違う睡眠には、要注意。

12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

 

睡眠時間は人それぞれなのでトータルで8時間取るようにしていただければいいかと思います。

ただ、加齢によって朝方になる傾向はあり、必要な睡眠時間も減ってきます。

まずは生活リズムが乱れないようにしていただければと思います。