接着性ブリッジとは?
2020.12.19
(2020年12月19日更新)
こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。
前に架橋義歯(ブリッジ)についてお話しました。
そして利点欠点を述べました。
その中で歯をたくさん削らなければいけないことを言いました。
その欠点を補う、特に歯を削る量を減らしたのが接着性ブリッジです!
普通のブリッジは被せるのにその冠の条件に合わせて歯を削らないといけません。
しかも歯の植わり方に合わせて装着できるようにそれ以上に削るなくてはいけないので、
単独で被せる冠より多く削らなくてはいけません。
しかし、接着性ブリッジの支台の歯はそこまで深く削りません。
ほぼ表面(エナメル質)の範囲だけ削って、強力接着剤でブリッジを装着します。
また麻酔をする必要がないので、当院では2回でブリッジを装着できます。
再度接着性ブリッジの利点を書きます。
- 歯を削る範囲をエナメル質内に留めるため、削る量が極端に少なくて済む
- 被せる金属が目立ちにくく、見た目にもより自然な歯並びを作ることができる
- 象牙質まで削らないため、ほとんどのケースで麻酔をする必要がない
- 削る範囲がむし歯になりやすい象牙質には及ばないため、二次的なむし歯になりにくい
適応になるには以下の条件が必要です。
・ブリッジをかける歯(支台歯)の接着面にエナメル質が残っている事。
・支台歯の厚みが確保できる事。
・歯のない部分が1歯程度のこと。
・歯のないところに入れる歯の接合部の面積が破折しないだけ十分取れる事。
・それを支えるだけのしっかりした歯である事。重度の歯周病の歯は適応できない。
実際の作るに当たって事前審査を行います。保険でブリッジを治したい、でもきれいに治したい方はご相談ください。
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